特製要因図

特性要因図は、特定の問題(特性)に影響を与える要因を体系的に整理し、原因を分析するためのツールです。QCサークルの生みの親である石川馨先生が考案した手法で、別名「魚の骨(フィッシュボーン)図」とも呼ばれています。この別名は、形状が魚の骨に似ていることに由来します。図の右端に特性(解決したい問題)を記載し、左側には要因(原因)を枝分かれさせて記載します。例えば、「不良率の上昇」を特性とし、「人」「機械」「方法」「材料」「環境」などの主要な要因に分類し、それぞれについて要因を掘り下げていきます。この手法は、製造業の品質改善だけでなく、サービス業や医療分野など他業種でも活用され、問題を引き起こす要因をあぶり出すのに有効な手法です。