【2024年】AI類似図面検索システム20選!おすすめを現役設計者が厳選します
2024.07.21
近年、AIが図面管理システム内の図面を読み取り、類似の図面を探し出すことができるようになりました。
このAI類似図面検索技術の進歩により、製造業の図面にまつわる業務プロセスが大きく変わろうとしています。
・膨大な過去の図面データから、新規図面の見積もり時間を3日から1時間に短縮する
・流用設計で使う既存の図面のデータを5秒で見つけ出す
このようなことが、今まさに現実のものになりつつあります。
この記事では、2024年現在のAI類似図面検索システム20選を紹介します。各製品の特徴や、料金についても詳しく解説し、AIを使った図面管理について理解できるようになっています。
「AI類似図面検索について知りたい」
「AIを活用して、図面にまつわる業務を効率化したい」
「製造業向けのAI類似図面検索システムはどんなものがあるか知りたい」
こんな人は、ぜひこの記事を読んでみてください。
さらに、今回の記事は、現役の設計者である筆者が、「独自の特徴を持つAI図面検索システム」を厳選し、3選ピックアップしました。
「AI類似図面検索は、似たようなものばかり。どれがいいのか分からない……」と感じている方にも、参考になる記事だと思います。
目次
- AI類似図面検索とは
- AI類似検索図面のメリット
- 営業のメリット:見積もりの時間が短縮できる
- 設計のメリット:類似製品の設計時間を短縮できる
- 製造のメリット:類似図面に紐づけた加工条件やCAD/CAMを参照できる
- 独自の特徴を持つAI図面検索システム3選
- ①CADDi Drawer(キャディ ドロワー)
- ②SellBOT
- ③図面バンク
- その他のAI類似図面検索システム
- ④匠フォース
- ⑤AI類似図面検索システム AI Drawing Search
- ⑥AI類似図面検索
- ⑦図面検索システム
- ⑧類似画像検索
- ⑨Hi-PerBT 図面検索AI
- ⑩AI図面検索システム
- ⑪3DCAD類似図面検索システム
- ⑫AI検索「ATTA(あった)」
- ⑬図面検索
- ⑭LearningBook
- ⑮AI類似図面検索
- ⑯AI類似画像検索ベースシステム ATON – if2
- ⑰AI図面管理システム alphaPRIMO
- ⑱D-QUICK7
- ⑲画像・図面比較システム「MIIDEL」
- ⑳meviy Finder
- まとめ
AI類似図面検索とは
AI類似図面検索とは、人工知能(AI)技術を活用して、大量の図面データベースから類似した図面を高速・高精度に検索する技術です。従来の検索方法とは異なり、AIが図面の特徴や構造を理解し、視覚的な類似性や機能的な類似性を基に検索を行います。
この技術により、過去の類似プロジェクトや部品の図面を簡単に見つけ出すことができ、次のようなメリットにつながります。
AI類似検索図面のメリット
AI類似検索で図面を探す時間を大幅に短縮できることによって、企業の様々な部門にメリットがあります。
営業のメリット:見積もりの時間が短縮できる
過去の類似図面の価格情報をすぐに参照できるようになります(※)。これにより、新規図面の見積もりもより素早く、正確な見積もりが可能になります。
※:図面管理システム内に、過去の図面と見積もり情報を紐づけておく必要があります。
設計のメリット:類似製品の設計時間を短縮できる
類似製品の設計の際に、既存の類似図面を瞬時に探すことができると、設計時間を短縮でき、生産性の向上が期待できます。
メーカーの図面はファイルサーバーやPDMと呼ばれる場所に保管されていることが多いです。これらは図面番号や部品名で検索はできますが、視覚的に類似した図面を検索することはできません。そのため、現状の設計者は過去のプロジェクトの図面を探すことに大幅な時間を費やしています。
製造のメリット:類似図面に紐づけた加工条件やCAD/CAMを参照できる
製造部門においても、AI類似図面検索はメリットがあります。
過去に加工した類似図面とCAD/CAMデータがあれば、それを流用して加工のプログラミング時間を短縮できます。また、あらかじめ実績のある図面に製造情報(必要な治具や、加工条件など)を紐づけておけば、段取り時間の削減も可能です。
独自の特徴を持つAI図面検索システム3選
ここからは、独自の特徴を持つAI図面検索を、現役設計者である筆者が3選ピックアップしました。
①CADDi Drawer(キャディ ドロワー)
CADDi Drawerは、キャディ株式会社が提供するクラウド型のAI図面検索システムです。
CADDi Drawerの独自の特徴は、画像解析アルゴリズムを用いた類似検索機能が強力なことです。「AI-OCR、類似図面検索」、「図面自動解析」、「発注実績自動紐づけ」、「画像検索」の機能を持っています。
また、CADDi Drawerはビューワー機能が使いやすいという評判もあります。CADDi Drawerは一覧から複数の図面を見られるので、図面や見積もり情報が一括比較しやすいです。
・過去に作られた、似たような図面を探すことが多い
・類似図面と過去の見積もり実績をベースに、見積もりする機会が多い
このような方には、CADDi DRAWERがおすすめです。
CADDi DRAWERの料金は、公開されていません。図面数とアカウント数に応じた価格を問い合わせる必要があります。
下記に実際にCADDi Drawerを使ってみたユーザーさんの事例を紹介いたします。CADDi Drawerで図面に紐づいた様々な情報にアクセスできることで、図面管理のツールを一元化できたことが好評のようです。
②SellBOT
SellBOTは、株式会社REVOX(レボックス)が提供するAI図面検索システムです。
SellBOTの独自の特徴は、AIによる自動見積もり機能にあります。
これまで、機械加工部品の見積もりは、過去の図面を人の目で照らし合わせながら、過去の経験から勘・コツで行っていました。そのため、加工工場の社長やベテラン社員など、見積もりができる人が限られていました。
SellBOTは2次元図面を読み込んでAIが分析し、過去の類似実績をベースに適正な見積もりを出してくれます。熱処理など付帯加工の自動計算や、数量に合わせたボリュームディスカウントも考慮して見積もりが可能です。
SellBOTを使えば、入社してすぐの社員でも短時間で適正な見積もり業務を行うことが期待できます。
・担当者によって見積もり価格のばらつきがある
・見積もりができるベテラン社員がもうすぐ退職する
SellBOTはこのようなお悩みを持つ方におすすめです。
SellBOTの料金は、月額費用10万円~+初期導入費となっています。アカウント無制限、PDF・TIF図面無制限で利用できます。オプションの追加によって価格は変動するため、詳細はベンダーに問い合わせる必要があります。
SellBOTの紹介動画を下記にシェアしますので、気になった方はぜひご覧ください。
③図面バンク
図面バンクは、株式会社New Innovationsが提供するAI図面検索システムです。
図面バンクの特徴は、月額料金のお手頃さにあります。ユーザー数や図面の保管数に関係なく、定額(2024年7月時点では、月額48,000円)でご利用いただけます。さらに、登録初月は無料ですべての機能を使えるお試しも可能です。
図面バンクのAI類似検索は、下図のような画面になっています。図面を選択し、「類似検索」のボタン一発で類似している図面をレベルに応じてリストアップします。検索結果も図面も大きなサムネイル付きで、見やすくなっています。
図面バンクは、図面管理システムとしての機能は比較的シンプルです。その分、必要な機能のみをすぐに使い方をマスターできる、というメリットがあります。「高級な機能は不要だが、価格を安く抑えたい」「シンプルな機能でいいので、図面を一元管理したい」というユーザーにおすすめです。
さらに、今なら100社限定で30万円(約1年分の料金相当)割引キャンペーンも行っています。気になった方は、こちらからお早めに問い合わせてみてください。
※2024年7月時点のキャンペーン情報です。
その他のAI類似図面検索システム
④匠フォース
匠フォースは、匠技研工業株式会社が提供するAI類似図面検索システムです。
匠フォースの特徴は、AI×人による見積もり業務の効率化・見える化・標準化支援にあります。自社開発したAIにより、図面情報を読み取り、見積もりを提案します。また、専門スタッフがユーザー企業の業務に適した見積もりロジックの提案を支援します。AIだけでなく人による集合知も活用し、より精度の高い見積もりができるようになります。
実際に匠フォースを使ってみたお客様の声では、従来は70代の顧問にしか行えなかった見積もり業務を現場の若手に継承することができたそうです。
匠フォースの料金は、月額費用10万円~+初期費用となっています。機能によって価格は変動するため、詳細はベンダーに問い合わせる必要があります。
匠フォースはこのような方におすすめです。
・適正な見積もりをして、自社も顧客もWin-Winとなるビジネスモデルにしたい
・機械加工部品の見積もりを属人化せず、どんぶり勘定から脱却したい
⑤AI類似図面検索システム AI Drawing Search
AI Drawing Searchは、株式会社高志インテックが提供するシステムです。
AI Drawing Searchは、図面の形状を判断し、類似の図面を検索します。検索対象はPDF、JPEG、PNG、TIFF、DXF、DWGで、広いファイル形式から検索可能となっています。
また、手書きによる類似検索も可能です。「あの図面の形状はなんとなく覚えているんだけど、図面番号が思い出せない」という場合に有効な検索機能です。
AI Drawing Searchの料金は、300万円(導入費用、ハードウェア、保守費用別)であることがこちらから分かります。利用条件によって価格は異なる場合があるため、詳細はベンダーに問い合わせが必要です。
参考:https://www.koushi-intec.co.jp/service/industry/ai-drawing-search.html
⑥AI類似図面検索
AI類似図面検索は、株式会社テクノアが提供する類似図面検索システムです。
AI類似図面検索は、ユーザーごとにAIをチューニングして提供するため、精度の高い検索結果を得ることができます。また、図面は自社サーバーに保存したものが検索対象になっています。そのため、現在使用しているファイルサーバーをそのまま使用することができます。
AI類似図面検索の料金は、初期費用が1,000,000円、利用料は月額30,000円~となっています。
初期費用の内訳は、次のようになっています。
・ソフト:300,000円
・セットアップ:200,000円
・AI構築:500,000円
参考:https://www.techs-s.com/product/ai-ruiji
価格参考:https://www.techs-s.com/product/ai-ruiji/requirement
⑦図面検索システム
図面検索システムは、株式会社アクティブクリエイトが提供するAI類似図面検索システムです。AIを使用し、図面PDFをもとにDBサーバーに保管された図面から、類似の図面を検索します。
また、受発注管理・在庫管理システムの連携も可能で、検索した図面の在庫数の確認や、発注登録が可能となっています。
図面検索システムの料金は、3,500,000円~となっています。
参考:https://actcrt.jp/drawing-analysis
⑧類似画像検索
類似画像検索は、株式会社ワイ・エス・エスが提供するAI類似図面検索システムです。
類似図面検索は、図面の中の形状情報を検索し、検索結果と共に0~100の数値で類似度を表すことが可能です。また、一つの図面に複数の部品が存在する場合でも、部品ごとに検索をすることが可能です。
類似画像検索の料金は、オープン価格となっています。詳しくは、ベンダーに問い合わせが必要です。
参考:https://www.iothe.co.jp/pdfyss/products/find_similar_imgs.html
⑨Hi-PerBT 図面検索AI
Hi-PerBT 図面検索AIは、株式会社日立ソリューションズ西日本が提供する図面検索システムです。
Hi-PerBT 図面検索AIは、同社の図面管理システム「Hi-PerBT Advanced 図面管理」のサーバー、またはWindowsの共有フォルダ内の図面を検索対象とします。
2D図面だけでなく、3D図面も類似検索できます。検索結果は、2つの図面を重ね合わせて、違いのある場所をハイライト表示ができます。
Hi-PerBT 図面検索AIの料金は、公開されていません。詳細はベンダーに問い合わせる必要があります。
参考URL:https://www.hitachi-solutions-west.co.jp/products/industry/ad/aisearch/index.html
⑩AI図面検索システム
AI図面検索システムは、株式会社コスモサミットが提供するシステムです。
AI図面検索システムは、図面の三面図を自動判別し、総合的な類似度検索が可能になっています。また、図面に独自の情報(メタデータ)を紐づけることができ、独自情報でのフィルタリングなど多彩な検索が可能です。
また、図面を格納する場所はAWSなどクラウド上や、自社サーバーのオンプレミス上、どちらも対応可能となっています。
AI図面検索システムの料金は、下記のようになっています。詳細の見積もりはベンダーに問い合わせる必要があります。
・セットアップ作業費:200,000円
・ソフトウェア費用:3,000,000円
・ハードウェア費用:別途
・保守費用:30,000円/月額
参考:https://www.csn.co.jp/remacs_ai_zumen.html
価格参考:https://www.e-toyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/mieruka.pdf
⑪3DCAD類似図面検索システム
3DCAD類似図面検索システムは、株式会社お多福labが提供する図面検索システムです。
現在多くの製造業が3DCADを使って製品設計をしています。生産計画立案を行うにあたり、過去の類似案件の3D図面ファイルを検索する作業が必要ですが、この作業は属人化されていることが多いです。
3DCAD類似図面検索システムは、AI(機械学習)によって図面ファイルの外見から特徴を抽出し、3Dの類似図面検索を行います。
3DCAD類似図面検索システムの料金は、公開されていません。詳細はベンダーに問い合わせる必要があります。
参考:https://otafuku-lab.co/production/umehara-m/
⑫AI検索「ATTA(あった)」
AI検索「ATTA(あった)」は、京なか株式会社が提供する図面検索システムです。
ATTAは、図面検索に特化した独自のAI学習モデルで、AI学習をユーザー側で行うことができます。また、図面の属性情報を一緒に登録すれば、類似図面の見積金額なども調べることができます。
AI図面検索システムの料金は、下記のようになっています(スタンダードコースの場合)。詳細の見積もりはベンダーに問い合わせる必要があります。
・月額利用料:100,000円
・契約期間の単位:最低6か月
参考:https://kyonaka-gozan.kyoto/service/aisearch/
⑬図面検索
図面検索は、大興電子通信株式会社が提供するAI類似図面検索システムです。
図面検索では、紙図面やCADデータを画像データ化し、AIを活用した類似形状検索を行います。これにより、図面データベースから類似した形状の図面が検索できます。
図面検索の料金は、公開されていません。詳細はベンダーに問い合わせる必要があります。
参考:https://www.daikodenshi.jp/solution/rbom/drawing-search/
⑭LearningBook
LearningBookは、株式会社Glia Computingが提供するAI類似図面検索システムです。
LearningBookは、検索結果においてマークを表示し、AIが何を識別したのかをユーザーが確認することができます。
また、LearningBookには熟練設計者が図面検索のノウハウを記録する機能があります。若手技術者は、それらの記録を参考にし、検索に活かすことができます。
LearningBookの料金は、公開されていません。詳細はベンダーに問い合わせる必要があります。
参考:https://www.glia-computing.com/service/learning-book/
⑮AI類似図面検索
AI類似図面検索は、創屋株式会社が提供するAI類似図面検索システムです。
本システムは、AIが検索対象の図面の特徴をディープラーニングにより抽出し、類似度(%)順に結果を出力します。
システム構成は、社内ネットワーク上にAIマシン(類似図面の検索用AIが入ったPC)を追加する比較的シンプルなものです。社内サーバー上に図面データを入れている企業にとっては、システム構築費用を抑えることができそうです。
AI類似図面検索の料金体系は、システム構成により変動します。詳細はベンダーに問い合わせる必要があります。
参考:https://www.souya.biz/ai-soln/drawing-search/
⑯AI類似画像検索ベースシステム ATON – if2
AI類似画像検索ベースシステム ATON – if2(アトン-イフツー)は、株式会社モアシスジャパンが提供する図面検索システムです。AIを使用して類似の写真や図面データを検索し、類似度の高い順に検索結果をサムネイル表示します。
ATON – if2は次の検索にも対応しています。
・部分指定検索:画像の特定部分を指定して検索可能
・差分表示:検索元画像との違いをハイライトして表示
差分表示機能を用いて、製品や建物の検査(傷やひび割れの確認)など品質管理にも使用できるシステムになっています。
ATON – if2の料金は、公開されていません。詳細はベンダーに問い合わせる必要があります。
参考:https://www.moresys.jp/atonif2.php
⑰AI図面管理システム alphaPRIMO
alphaPRIMOは、株式会社アルファTKGが提供する図面管理システムです。
alphaPRIMOは、図面に紐づいた写真、動画、過去見積結果をアップロードできます。そして、AI類似品検索においては、図面に加えてこれらの情報を呼び出すことが可能です。
また、紙図面を登録する際にPDFやTIFF形式にデータ化するのですが、このときAIが図面の文字を自動で読み取って文字起こししてくれます。
alphaPRIMOの料金は、公開されていません。詳細はベンダーに問い合わせる必要があります。
参考:https://a-tkg.com/alfaprimo
⑱D-QUICK7
D-QUICK7は、株式会社アイサイトが提供する図面管理システムです。
D-QUICK7はAIによる検索オプションを2つ備えています。1つ目のオプションは類似図面検索オプションです。図面をAIが部品の形状で検索することで、過去の類似図面を素早く検索が可能になります。
2つ目のオプションはAI-OCRオプションです。紙図面をスキャンして電子データ化する際に、図面の文字をAIが認識し、正確に文字データに起こします。
これらのオプションにより、以前の図面から少し形状を変えた図面の見積もり、設計時間を短縮することが可能になります。
D-QUICK7の料金は公開されていませんが、イプロス都市まちづくりのこちらのサイトによると、100~500万円の価格帯とのことです。詳細はベンダーに問い合わせる必要があります。
参考URL:https://d-quick.i-site.co.jp/d-quick7/
⑲画像・図面比較システム「MIIDEL」
MIIDELは、株式会社TRIART(トライアート)が提供する画像・図面比較システムです。
MIIDELは目視で見落としがちな変更箇所をAIがチェックし、差分を色別表示します。検出された変更点は、一覧をレポート出力するため、変更点を素早く確認することができます。変更点が多い図面を、変更前と変更後で比較する業務が多いユーザーさんに向いています。
MIIDELの価格は公開されていません。詳細はベンダーに問い合わせる必要があります。
参考:https://miidel.com/promotion/
⑳meviy Finder
meviy Finder(メビーファインダー)は、株式会社ミスミが2024年8月から提供予定の図面データ検索AIです。
meviy Finderは、「AI図面キーワード検索」「AI類似図面検索」「図面データ共有」の3つの機能を持っています。チームで図面データを共有し、図面情報をAIが学習、類似結果を一覧で分かりやすく表示するようになっています。
2024年7月時点で、meviy Finderの価格は無料となっています。
筆者の感想としては、これだけの機能を持つサービスが無料なのは正直破格です。おそらく、ミスミはmeviy Finderを呼び水として自社のECサイトや、機械部品調達プラットフォームであるmeviyを使ってもらうことで、グループ全体で利益を確保する見込みと思われます。
meviy Finderは記事執筆時点ではまだリリースされていませんが、インパクトが強いため最後に紹介させていただきました。無料で使えるため、リリース後は筆者も使ってみて、使用感をレポートしたいと思います。
2024年9月現在、meviy Finderの先行利用申し込みの受付を開始しています。筆者も先行利用の申し込みをしており、利用開始待ちの状態です。利用が始まれば、またレビューしたいと思います。
まとめ
今回は、AI類似図面検索とは、AI類似図面検索のメリット、AI類似図面検索システム20選を紹介しました。
AI類似図面検索にはさまざまな製品が存在しますが、どの製品も「類似の図面を探し出し、表示する」という基本機能が備わっています。そのため、一見どの製品が自社にとって向いているのか分からないかもしれません。
まずは、自社の運用したい方法や、拡張機能の有無、予算を判断基準とし、図面管理システムのベンダーに問い合わせてみましょう。そうすれば、候補がある程度絞れてくると思います。
「AI類似図面検索システムはたくさんありすぎて、どれが良いのか分からない」という方は、まずは独自の特徴を持つ図面管理システム3選から検討してみてはいかがでしょうか。
「基本的な機能でいいから、AI類似図面検索システムを体験してみたい」
という方は、無料体験が可能な図面バンクをぜひ一度使ってみてください。
図面バンクのお問い合わせフォームはこちら
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ここまで読んでくださったあなたは、「過去の図面を検索するのに時間がかかっている・・・」という課題を抱えているのではないかと思います。
図面は製造業にとって重要な資産です。この機会に、図面を最大限に活用し、自社の生産性を向上できるAI類似図面検索の導入をご検討いただけると幸いです。