【図面バンク】全文検索と形状検索で図面の検索効率を大幅アップ!製造業のDXを加速します
2024.09.08
製造業に携わる皆さん、図面管理に頭を悩ませていませんか?膨大な図面の中から必要なものを探し出すのに時間がかかる、過去の類似図面を見つけるのが難しい、といった悩みはありませんか?これらの課題は、製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進める上で大きな障壁となっています。
そこで注目したいのが、クラウド図面管理システム「図面バンク」の検索機能です。全文検索と形状検索を駆使することで、図面管理の効率を劇的に向上させることができます。
本記事では、図面バンクの検索機能について詳しく解説します。また、図面バンクの検索機能を実際に使い、その方法や使用感をレビューしました。
「図面をデジタル化して管理したいが、図面の検索はどのような方法があるのか」
「図面バンクが気になっているが、同製品の特長や検索機能の使い勝手を知りたい」
こんな方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
図面管理システムとは
図面管理システムとは、設計図面やCADデータを効率的に保管、整理、検索するためのソフトウェアやシステムのことです。製造業や建設業など、多くの図面を扱う業界で広く活用されています。
従来の紙ベースの図面管理から、デジタル化された図面管理システムへの移行により、企業は以下のようなメリットを得ることができます:
1. 検索性の向上:キーワードや属性情報を使って、必要な図面を素早く見つけ出すことができます。これにより、図面を探す時間が大幅に短縮されます。
2. スペースの節約:物理的な保管スペースが不要になり、オフィスや工場のスペースを有効活用できます。
3. セキュリティの強化:アクセス権限の設定や変更履歴の管理により、重要な図面情報を安全に保護できます。
4. コラボレーションの促進:複数の部署や拠点間で図面情報を共有し、スムーズな協業が可能になります。
5. 管理コストの削減:紙の印刷や物理的な保管にかかるコストを削減できます。また、図面の紛失や誤った版の使用によるミスも低減できます。
こちらの記事では、製造業向け図面管理システム20選を紹介しています。図面管理システムの製品にどんなものがあるか知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
図面管理システムは、単なる図面の保管庫ではない
図面管理システムは、単なる保管庫ではありません。企業の知的財産である図面情報を活用し、業務プロセスを最適化するための重要なツールなのです。特に近年では、クラウド技術やAIの発展により、より高度な検索機能や分析機能を備えた図面管理システムが登場しています。
次の章では、そんな最新の図面管理システムのひとつである「図面バンク」の特徴について詳しく見ていきましょう。
図面バンクの特徴
図面バンクは、株式会社New Innovationsが提供するAI付きクラウド図面管理システムです。
その特徴は大きく分けて3つあります。
特徴①:クラウド図面管理
図面バンクの最大の特徴は、クラウドベースのシステムであることです。これにより、以下のようなメリットが生まれます。
1. 場所を選ばないアクセス:オフィスはもちろん、外出先や在宅勤務中でも、インターネット接続さえあれば図面にアクセスできます。これにより、急な客先での打ち合わせや加工現場で、タブレットを用いて図面を参照することも可能になります。
2. 自動バックアップ:クラウド上に保存されるため、自然災害やハードウェア故障によるデータ損失のリスクが大幅に低減されます。
3. 拡張性の高さ:事業拡大に伴い図面数が増えても、サーバーの増強などを気にする必要がありません。
特徴②:お手頃な価格設定
図面バンクは、図面管理システムとしては比較的リーズナブルな価格設定(月48,000円・アカウント数、図面保存枚数無制限)です。使用率が増えても図面管理システムの予算を変更する必要はありません。
特徴③:検索機能が高速
図面バンクの特筆すべき特徴の一つが、高速な検索機能です。数万枚の図面でも、1秒かからずに検索が可能となっています。
設計者や加工工場にとって、図面を探す時間を減らすことが業務効率改善につながります。図面をスキャンしてPDF化した場合、通常ファイル内の文字情報をWindowsで検索することはできません。基本的にはファイル名から検索するか、OCRを用いてPDF内に文字情報を付与する作業が必要になります。
次の章では、図面バンクの特徴である検索機能を詳しく見ていきます。
図面バンクの検索機能について
アップロード時の自動解析
図面バンクでは、図面をアップロードすると、AIが自動的に図面の内容を解析します。この解析は図面内のすべての文字情報と形状情報を対象としています。
解析されたデータは、すぐに検索が可能です。ユーザーは、文字情報を元にした「全文検索」と、形状情報を元にした「類似検索」の2つの方法で図面を検索できます。この仕組みにより、図面バンクはWindowsの検索では不可能だった、きめ細かく高速な検索を実現しています。
全文検索
全文検索は、図面内のあらゆる文字情報を検索対象とする、非常に強力なテキストベースの検索機能です。検索対象は、図面内のすべての文字情報(寸法、注記、設計者名、部品番号、材質情報、改版履歴など)です。
図面バンクの全文検索を使うと、PDFスキャン後のOCRが不要になります。通常、PDFファイルの情報はOCRを使ってファイルを解析し、PDFファイルに文字情報を埋め込みます。しかし、図面バンクは紙図面をスキャンしてPDF化した場合でも、自動的に文字認識を行い、ユーザー側のOCR作業を省くことができます。
この機能により、「注記に含まれる特定のコメントを持つ図面を検索」というような高度な検索も可能となります。
形状検索
形状検索(図面バンクでは「類似検索」と呼んでいます)は、AIが図面の形状を認識し、類似した形状の図面を検索する革新的な機能です。
・仕組み:
1. AI解析:図面の形状をAIが解析し、特徴量として保存
2. 類似度判定:類似した図面の類似度を計算
3. 結果表示:類似度の高い順に図面をリストアップ
・特徴:
1. 直感的操作:検索したい図面を選択するだけで、類似形状の検索が可能
2. 類似度表示:検索結果には類似度(レベル1~5)が表示され、どの程度類似しているかが一目で分かる
3. 部分一致:完全に同じ形状でなくても、部分的に類似した図面を検出可能
・活用例:
1. 過去の類似設計を素早く見つけ出し、設計時間を短縮
2. 部品の共通化を推進し、在庫管理を効率化
類似検索によって、「この図面に似た形状の図面」を検索するという文字情報だけでは表現しきれない検索が可能となります。図面の検索の幅を大きく広げ、検索時間の短縮に貢献できるでしょう。
全文検索機能を使ってみた
図面バンクの全文検索を、実際に使ってみることにします。
検索ボックスからキーワードを指定すると、検索結果がすぐに出てきます。また、検索ボックス隣の「加工区分」や「材質」を指定することで、検索範囲を絞ることができます。
今回は、材質に「SCM435」のチェックを入れました。こうすることで、事前に入力した材質情報がSCM435の図面のみを検索対象に絞れます。また、検索ボックスは「スピンドル」と入力しました。
下図のように、材質区分が「SCM435」のスピンドルの図面が検索できました。
つぎに、検索ボックスに「P.C.D.変更」と検索してみます。
結果、図面内に「P.C.D.変更」と記載のある図面が検索できました。
この全文検索はユーザーさんからも好評で、図番やファイル名以外の情報を元に検索できることが検索性を高めています。
類似検索機能を使ってみた
続いて、類似検索を使ってみます。手順はシンプルで、図面を開いて「類似検索」のボタンを押すだけです。
検索結果は、下図のような画面になります。形状が似た図面が類似度順にリストアップされました。フランジ形状の丸物部品がリストアップされていることが確認できます。
図面バンクの検索機能を使ってみた感想
ここでは、図面バンクの検索機能を実際に使用してみた筆者の感想を書きます。
検索速度が速い
まず驚いたのは、検索結果がすぐに表示されることです。全文検索も類似検索も、検索ボタンを押したら1秒もかからずに検索結果が表示されます。システムが遅いことはストレスの一因になるので、図面バンクの検索速度の速さはとても快適に感じました。
エクスプローラには無い柔軟な検索方法
全文検索機能は、Windowsのエクスプローラには無い柔軟な検索方法で、使うほどに便利さを実感できます。
ファイル名だけでなく、図面の文字情報すべてから検索が可能になります。例えば、検索画面で「品名 注記に書いている内容」と検索し、絞り込んで検索することができます。
たとえファイル名や図番は分からなくても、案件名や設計者の名前など、図面に書かれているどんな情報でも検索対象になるのは便利です。
また、「加工区分」「材質」の情報を図面バンク上で付与すれば、これらの項目で絞り込みもできます。例えば、「組図(加工区分のひとつ)+キーワード検索」で組図の中から図面を絞り込むこともできます。
検索方法がシンプルかつ強力な検索機能を使いたい方は、図面バンクはおすすめできる図面管理システムです。
手間要らずの文字認識
図面バンクの優れた点の一つが、アップロードするだけで自動的に文字情報を認識する機能です。図面をアップロードするだけで、ファイル名だけではなく図面内のすべての文字情報が抽出できます。
また地味に便利だったのが、図面アップロード時の自動入力機能。図面バンクには、図面をアップロードする際に図面名、図面番号、材質を入力する欄があります。
下図のように、図面アップロード時にこれらの項目は自動で入力されます。これにより、図面のアップロード時の手間を減らすことができます。
(まとめ)図面の全文検索、形状検索の2つで検索可能な図面バンク
製造業のDXを加速させる強力なツール、それが図面管理システムです。本記事では、図面バンクの検索機能に焦点を当て、その特徴と実際の使用感について詳しく見てきました。ここで、主要なポイントを振り返ってみましょう。
1. クラウドベースの図面管理システムの特徴
・場所を選ばずアクセス可能
・自動バックアップによるデータ保護
・スケーラビリティに優れた設計
2. 図面バンクの特徴
・クラウド図面管理
・月額48,000円でアカウント数、図面保存枚数無制限
・検索機能が高速
3. 「全文検索」と「形状検索」の2つの検索機能
・全文検索:図面内のあらゆる文字情報が検索対象
・形状検索(類似検索):AIが図面の形状を解析し、類似度順にリストアップ
4. 検索の速さとアップロード作業の効率化
・OCR不要で紙の図面もデジタル化して検索可能
・数万枚の図面でも、1秒もかからず検索結果を表示
・自動入力機能によるアップロード作業の効率化
図面バンクは「全文検索」と「形状検索」の2つの検索機能により、単なるデジタル図面保管庫を超えた価値を提供しています。
特に、全文検索と形状検索によって、図面の検索速度をWindowsの検索よりも大幅にアップしています。ファイル名や図番だけでなく、図面内のあらゆる情報を検索対象とすることで、過去の設計資産を最大限に活用できるようになります。また、類似形状の検索により、部品の共通化や設計時間の短縮にも大きく貢献します。
さらに、その使いやすさも図面バンクの特徴です。シンプルな操作で高度な検索が可能なため、ITに詳しくない社員でも容易に使いこなすことができます。これにより、組織全体の生産性向上につながることが期待できます。
言葉で説明を聞くだけでは、その真価を完全に理解するのは難しいかもしれません。図面バンクが提供する価値を実感するには、実際に使ってみるのが一番です。
図面バンクでは無料体験を提供しています。無料体験では、図面バンクの機能全てを1か月間無料で使うことができます。また、営業スタッフがオンラインでデモをお見せすることも可能です。
製造業のDXを加速させ、競争力を高めたいとお考えの方は、ぜひこの機会に図面バンクの無料体験をお試しください。図面管理システムについて、より深く理解していただき、その価値をきっと実感していただけるはずです。
図面バンクが、あなたの企業の成長と発展の力強いパートナーとなることを願っています。
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