【2026年版】製造業向け図面管理システム19選!おすすめを現役設計者が厳選します
2026.10.23

「必要な図面が見つからない」「最新版が分からない」「図面は見つかったのに、見積書や検査記録を探し直している」。こうした課題を解決するために、図面管理システムの導入を検討している企業も多いのではないでしょうか。
ただし、図面管理システムは、製品によって得意な業務が異なります。図面や関連資料の検索・共有を中心とするものから、CADデータの管理、承認、設備保全、検図、検査記録まで扱うものまであります。
この記事では、製造業向けの図面管理システムや、図面管理に活用できる文書管理・PDM・PLM製品を19製品紹介します。料金だけでなく、対象業務や既存システムとの連携も比較し、自社の現場で使える製品を絞り込んでいきましょう。
※料金・機能・提供条件は変更される場合があります。料金の税込・税別は、確認できたものについて明記しています。詳細は各社へお問い合わせください。
第1章:図面管理システムとは
図面管理システムは、PDF・CADデータ・スキャン画像などの図面をまとめて保存し、検索・共有・改訂管理を行うためのシステムです。
フォルダにファイルを保存するだけの運用と異なり、図番・品番・材質・作成者などの属性情報を使って図面を探したり、最新版と過去の版を区別したりできます。見積書・仕様書・検査成績書などを図面に紐づけて管理できる製品もあります。
導入を検討する際は、図面の保管場所をまとめるだけでなく、「誰が、どの場面で、何を確認するために使うか」を整理することが大切です。設計者の流用設計、調達担当者の見積確認、保全担当者の設備トラブル対応では、必要な機能や画面が変わります。
第2章:図面管理システムでできること
図面管理システムは、主に以下のような機能を持っています。
図面データの保存
PDFやCADデータをサーバーまたはクラウドに保存する機能です。ファイルごとに品番・図番・作成者などの属性情報を紐づけておくことで、後から検索しやすくなります。
関連文書の保存
図面に紐づいた見積書・部品表(BOM)・工程指示書・検査成績書などを一緒に保存できます。「図面は見つかったが、関連資料がどこにあるか分からない」という状況をなくせます。
検索機能
ファイル名や属性情報でキーワード検索できます。製品によってはAIが形状を解析し、似たような図面を自動でリストアップする「類似図面検索」機能を備えているものもあります。
共有機能
設計部門以外でも図面を参照できるよう、アクセス権限を設定した上で共有できます。社外の協力会社や製造現場でのタブレット閲覧に対応している製品もあります。
図面改訂管理(リビジョン管理)
図面の改訂(リビジョン)について、いつ・誰が・どの理由で実施したかを記録し、最新版と過去バージョンを明確に管理できます。「最新版はどれか」を人に聞く手間がなくなります。
承認ワークフロー
紙の押印によるアナログな承認フローを、PC上での電子承認に置き換えられます。承認待ちの図面が誰のところで止まっているかも可視化できます。

※搭載機能や対応範囲は、製品・プラン・設定によって異なります。変更理由の記録や差分比較、社外共有などの条件も個別に確認してください。
※製品によっては、図面の情報を使ったAI検図や、設備情報の管理、検査成績書の作成などにも対応しています。基本的な図面管理と、用途別の業務支援を分けて比較すると、必要な機能を整理しやすくなります。
第3章:図面管理システムのタイプ
図面管理システムは提供形態によって大きく3つに分けられます。自社の状況に合ったタイプを選ぶことが、導入後の定着率を左右します。
オンプレミス型
自社のサーバーにシステムをインストールして運用するタイプです。データを自社内で完全に管理できるため、セキュリティ要件が厳しい企業や、既存の生産管理システムと連携したい企業に向いています。一方で、自社サーバーがない場合は初期費用が大きくなりやすく、専門知識を持った担当者が必要になる点は考慮が必要です。
オンプレミス型が向いている組織:すでに自社サーバーを持っている企業、社内システムとの連携を重視する企業
すでに自社サーバーを持っている企業はオンプレミス型の導入がしやすいでしょう。自社のサーバーに追加で図面管理システムをインストールすれば、初期費用は比較的抑えることができます。
また、オンプレミス型は自社の業務システムと連携させたい企業にも向いています。たとえば、図面管理システム上のBOMを生産管理システムと連携させる、ということがオンプレミス型だと円滑に実現しやすくなります。
クラウド型
インターネット経由でシステムを利用するタイプです。初期費用を抑えられ、どこからでもアクセスできる柔軟性が魅力です。社外の製造現場や取引先との図面共有が多い会社に特に向いています。サーバーの運用・保守が不要なため、IT担当者が少ない中小企業でも導入しやすいのが特徴です。
クラウド型が向いている組織:中小製造業、図面を社外で見る機会が多い企業、IT運用コストを抑えたい企業
中小企業、もしくは図面を社外で見る機会が多い企業はクラウド型が向いているでしょう。
中小企業は、自社サーバーを持たない場合が多く、初期費用が安価なクラウド図面管理システムが比較的導入しやすいでしょう。また、図面を社外から見る機会が多い企業にとっては、社内ネットワークを経由する必要がないクラウド型が向いていると言えます。
CADベンダー型
CADソフトを提供しているベンダーが提供する図面管理システムです。使用しているCADと同じベンダーの製品を選ぶと、CADから直接システムにアクセスして図面を保存・管理できるなど、連携機能が充実しています。特定のCADに依存したシステム構成になるため、CADを変更する際は注意が必要です。
CADベンダー型が向いている組織:特定ベンダーのCADを全社で統一して使っている企業、大規模なPDM/PLM環境を構築したい企業
CADベンダー型の図面管理システムが向いているユーザーは、そのベンダーのCADを使用している企業です。
CADと図面管理システムのベンダーを同じにしておくと、機能面でも連携がしやすくサポートもまとめて行えるというメリットがあります。
第4章:現役設計者がおすすめする図面管理システム3選
ここでは、数ある製品の中から、独自の特徴を持つシステムを3つピックアップします。
① 図面バンク(株式会社New Innovations)

図面バンクは、図面と関連する技術情報をまとめて管理・活用できるクラウド型システムです。中堅・大手製造業における図面管理や、部門をまたいだ情報共有を支援します。
全文OCR検索、AIによる属性情報の取得、類似図面検索、版管理・権限管理などを備えています。図面に加え、仕様書・見積書・検査成績書・不具合履歴などを関連づけて管理できるため、図面を見つけた後に資料を探し直す手間の削減にも役立ちます。
また、図面や関連資料の内容をAIチャットで検索・確認する活用にも対応しています。標準機能を利用するスタンダードと、自社の業務・帳票・運用要件に合わせて最適化するエンタープライズが用意されています。導入実績は官公庁・大手企業を含め数多くにのぼり、SB C&Sとのディストリビューター契約による販売体制も整っています。
提供する株式会社New Innovationsは自社工場を持っており、AIカフェロボット「root C」を製造しています。自社の製造現場でも図面バンクを実際に使っており、現場のリアルな課題から機能を開発・改善しています。
料金:初期費用10万円~、月額28,000円~。適用条件やカスタマイズ費用はお問い合わせください。
図面バンクは、図面の保管・検索に加え、製造業の業務に合わせたシリーズを展開しています。
| 製品・シリーズ | 主な対象部門・担当者 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 図面バンク | 設計・技術・調達など | 図面・関連資料の管理、全文OCR検索、類似図面検索、AIチャットによる情報活用 |
| 図面バンク for 設備図面 | 生産技術・設備設計・製造保全・設備メーカー | 設備を起点とした承認図・完成図書・改修依頼・予備品・保全記録の共有 |
| 図面バンク for カイゼン | 製造現場・改善事務局・品質保証・工場長 | 現場の記録を使った改善候補の発見、改善提案・QCサークル活動、効果確認・水平展開 |
| 図面バンク for 検図 | 電気設計・機械設計・検図担当・品質保証 | 社内基準や参考資料に照らしたAIの一次チェック、確認候補と根拠の提示 |
| 図面バンク for 寸法検査 | 検査担当・品質保証・品質管理 | 検査項目の下書き、測定値の取り込み、図面への朱書き、検査成績書の作成 |
設備の図面と改修履歴をまとめたい場合は「for 設備図面」、出図前の確認を効率化したい場合は「for 検図」、測定結果の転記や成績書作成を効率化したい場合は「for 寸法検査」が候補になります。「for カイゼン」は図面がない場合でも利用でき、不具合やヒヤリハットなどの記録を改善活動につなげたい現場にも対応します。各シリーズでは、AIが整理・照合・下書きなどを支援し、検図結果の採否や改善策などの判断は担当者が行います。
参考URL:https://zumen-bank.com/
https://zumen-bank.com/fm
② CADDi Drawer(キャディ株式会社)
CADDi Drawerは、キャディ株式会社が提供するクラウド型の図面管理システムです。独自の画像解析アルゴリズムによる類似図面検索機能が充実しており、図面の形状や図枠情報(部品名・材質・サプライヤーなど)を自動で抽出してデータ化します。過去の発注価格や発注先情報を図面に紐づけられるため、見積業務の精度向上にも活用できます。
料金:非公開(図面数・アカウント数に応じた個別見積)
参考URL:https://caddi-inc.com/drawer/
③ ズメーン(株式会社FactBase)

ズメーンは、株式会社FactBaseが提供するクラウド型の図面管理システムです。図面を中心に、見積書・工程指示書・検査成績書などの関連書類を紐づけて一元管理できる点が特徴です。2025〜2026年にかけて組図管理機能(部品の親子関係を視覚的に把握)とフリーワード検索機能も追加されており、情報の蓄積と活用の両面で機能が充実しています。小規模チームから大企業まで幅広く導入されています。
料金:非公開(ベンダーへ要問い合わせ)
参考URL:https://lp.zume-n.com/adlp
第5章:オンプレミス型の図面管理システム8選
ここからは、オンプレミス型の図面管理システムを紹介します。
AI類似図面検索(株式会社テクノア)
テクノアのAI類似図面検索は、図面の検索・管理や関連書類の紐づけ、生産管理システム「TECHS」シリーズとの連携に対応します。形状による類似図面検索はProの機能です。クラウド版とオンプレミス版があり、LiteとProでは利用できる機能や料金が異なります。
| プラン | 初期費用の掲載内容 | 月額基本利用料 |
|---|---|---|
| Lite for TECHS | セットアップ・導入支援は無償提供 | 20,000円 |
| Lite | セットアップ・導入支援200,000円 | 25,000円 |
| Pro クラウド | セットアップ250,000円+導入支援150,000円+AIモデル構築500,000円 | 40,000円 |
| Pro オンプレミス | セットアップ500,000円+導入支援200,000円+AIモデル構築500,000円 | 40,000円 |
参考URL:https://www.techs-s.com/product/ai-ruiji
DrawFinder(株式会社ハイエレコン)
製造業向けのスモールスタート型図面管理パッケージです。属性検索・版管理・承認ワークフロー・アクセス権限設定などの必須機能を一通り備えており、AutoCAD・BricsCAD・JW-CADとの連携実績もあります。将来的に上位版へのデータ移行も可能で、段階的に機能を拡張できます。ITトレンド2025年ランキング3位。
料金:非公開(ベンダーへ要問い合わせ)
参考URL:https://www.hek.co.jp/product/32_drawfinder/detail
D-QUICK7(株式会社アイサイト)
タブレットで手書き情報を入力し、D-QUICK7のフォルダと連携できます。i-Reporterとの組み合わせで、製造現場からの情報を図面管理システムにダイレクトに蓄積できます。
料金:100〜500万円程度(詳細はベンダーへ要問い合わせ)
参考URL:https://d-quick.i-site.co.jp/d-quick7/
Hi-PerBT Advanced 図面管理(株式会社日立ソリューションズ西日本)
2次元CADデータや完成図書、添付資料を一元管理できます。BricsCADなど複数のCADや外部システムとの連携機能が充実しており、拡張性が高い点が特徴です。クラウド環境にも対応しています。ITトレンド2025年ランキング1位。
料金:非公開(ベンダーへ要問い合わせ)
参考URL:https://www.hitachi-solutions-west.co.jp/products/industry/ad/index.html
NAZCA5 EDM(新明和ソフトテクノロジ株式会社)
NAZCA5 EDMは、製造業の図面管理に必要な機能をまとめ、業務に応じたアドオンやカスタマイズにも対応するシステムです。CAD連携では、採番、図枠情報の取得、PDF変換などのオプションが紹介されています。標準機能で始めるか、自社の業務に合わせるかによって導入プランを選ぶとよいでしょう。
| 導入プラン | 掲載価格 | 主な範囲 |
|---|---|---|
| セルフ導入 | 195万~250万円 | 標準機能・構築作業。運用設計や設定、データ登録は利用企業側で対応 |
| おまかせ導入 | 420万~650万円 | 運用設計・構築・設定などの導入支援 |
| フルカスタム | 800万円~ | 要件定義、カスタマイズ、他システム連携など |
参考URL:https://nazca5edm.stec.co.jp/
PDMics(株式会社アイ・シー・エス)
必要最低限の機能を備えつつ、AutoCAD・AutoCAD Mechanical・BricsCAD・iCAD SXとのCAD連携機能を持ちます。CADから直接図面をアップロードでき、図枠の属性情報も自動で読み込めます。流用機能も搭載しており、ボタン1つで図面と属性情報を複製できます。
料金:最小構成100万円~(税抜)。利用するCADによって価格が変わり、ハードウェア・オプション・カスタマイズなどの費用は別途必要です。
参考URL:https://www.ise-ics.co.jp/lp/pdmics/
図管王 Standard(株式会社デザイン・クリエイション)
AutoCAD・JW-CAD・CATIA・SolidWorksなどの2D/3D CADに加え、Word・Excel・PDF・JPEGなど幅広いファイル形式に対応しています。ユーザー権限を7段階で細かく設定でき、閲覧のみ・印刷不可などの制限も可能です。
料金:ベンダーへ要問い合わせ
参考URL:https://www.dcrea.co.jp/product/zukanohs/
楽々Document Plus(住友電工情報システム株式会社)
一般的な社内文書管理システムですが、図面管理での利用実績もあります。DXFファイルなどを専用ソフト不要で表示できる高速ビューワ機能を持ち、タブレットでの現場閲覧にも対応しています。英語・中国語対応があり、海外拠点での利用も可能です。
料金:文書管理パッケージ180万円~(税抜)。ユーザー数・オプションなどによって異なります。
参考URL:https://www.sei-info.co.jp/document-plus/
第6章:クラウド型の図面管理システム3選
ここからは、クラウド型の図面管理システムを紹介します。
SellBOT(株式会社REVOX)
SellBOTは、AIを活用した図面検索、見積り、調達を支援するサービスです。図面を探す時間や、担当者の経験に依存する見積り業務の改善を検討したい場合に候補になります。公式サイトには、小規模企業から複数拠点を持つ企業までの活用事例が掲載されています。検索機能だけでなく、自社の見積り・調達業務でどこまで利用できるかを確認しましょう。
料金:ベンダーへ要問い合わせ
参考URL:https://www.sellbot.jp/
SVF Archiver(ウイングアーク1st株式会社)
SVF Archiverは、帳票・文書の収集、仕分け、保管、検索、外部システムとの連携を支援する製品です。2026年4月に「invoiceAgent 文書管理」「invoiceAgent AI OCR」から名称が変更されました。図面専用の管理製品とは管理対象や得意分野が異なるため、図面を含む文書全体の管理や、帳票処理との連携を重視する場合に比較するとよいでしょう。
料金:クラウド版Entryプランは初期費用20万円、月額3.5万円/10ユーザー~(税別)。オンプレミス版も提供されています。
参考URL:https://www.wingarc.com/product/ia/documents/index.html
D-QUICK Cloud(株式会社アイサイト)
容量無制限のオンラインストレージ「Box」と連携できるクラウド型図面管理システムです。図面をBox内に格納しながらD-QUICK Cloudで管理することで、サーバー容量を気にせず運用できます。
料金:非公開(ベンダーへ要問い合わせ)
参考URL:https://d-quick.i-site.co.jp/d-quick-cloud/
参考URL:https://lp.zume-n.com/
第7章:CADベンダー型の図面管理システム5選
ここからは、CADベンダー型の図面管理システムを紹介します。
Autodesk Vault(Autodesk)
Autodesk Vaultは、CADなどの設計ツールと連携し、設計データを管理するPDMソフトウェアです。リビジョンや設計履歴の追跡、アクセス・編集権限の管理などを支援します。Autodesk製品を利用する設計部門では、必要な機能を持つエディションと、現在のCAD環境への対応を確認するとよいでしょう。
料金:エディション・契約期間などによって異なります。公式購入ページまたは販売店へ確認してください。
参考URL:https://www.autodesk.co.jp/products/vault/
ENOVIA(ダッソー・システムズ)
ENOVIAは、3DEXPERIENCEプラットフォームを基盤とするPLM製品です。設計データの管理に加え、部門間の連携や製品開発プロセス全体の管理を検討する場合に候補になります。図面の保管・検索だけを目的とする場合と、BOMや変更管理などまで対象とする場合では、必要な導入範囲が異なります。
料金:非公開(ベンダーへ要問い合わせ)
参考URL:https://www.cadjapan.com/products/items/3dexperience_enovia/
Teamcenter(シーメンス)
Teamcenterは、設計から製造・保守まで、製品ライフサイクルに関わる情報や業務をつなぐPLMソフトウェアです。図面やCADデータの管理に加え、複数部門で製品情報を共有し、業務プロセスを管理したい場合に検討候補になります。利用規模だけでなく、対象業務や必要な構成を具体化して比較しましょう。
料金:プラン・構成・提供形態によって異なります。提供元へ確認してください。
参考URL:https://www.siemens.com/ja-jp/products/teamcenter/
SOLIDWORKS PDM(ダッソー・システムズ)
SOLIDWORKS PDMは、CADモデルや関連文書を管理し、変更履歴の追跡やワークフローの運用を支援する製品です。Standardは小規模・単一拠点での管理、Professionalは分散したチームでの運用などを想定しています。対象となるSOLIDWORKSライセンスにはPDM Standardが含まれますが、利用できるクライアントや必要な追加ライセンス、サーバー・導入支援などの費用は別途確認が必要です。
料金:ライセンス構成・導入条件により要問い合わせ。
参考URL:https://www.solidworks.com/ja/product/solidworks-pdm
図脳TeCA(株式会社フォトロン)
図脳TeCAは、CAD図面・紙図面・技術文書を管理するオンプレミスの図面管理システムです。公式サイトでは、高度なPDM・BOM管理を目指すよりも、コンパクトな構成と操作性で中小規模の組織が運用しやすい図面管理を紹介しています。CADがない部門での図面閲覧や、図面管理の仕組みづくりを検討する場合に候補になります。
料金:非公開(ベンダーへ要問い合わせ)
参考URL:https://www.photron.co.jp/service/cad/products/teca/
第8章:自社に合った図面管理システムの選び方
製品の数が多く、機能も似たように見えるため「結局どれでも同じ?」と感じることがあるかもしれません。ただし、使う人・会社規模・既存システムの構成によって、向いている製品は大きく変わります。まずは主要8製の主な特徴や料金条件を比較しましょう。
| 製品名 | 提供形態 | AI類似検索 | 関連書類紐づけ | CAD連携 | 初期費用 | 月額費用目安 | 対象企業規模 | スモールスタート |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 図面バンク | クラウド | ◎ | ◎ | - | 10万円~ | 28,000円~ | 中~大 | ◎ |
| CADDi Drawer | クラウド | ◎ | ◎ | - | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 中~大 | △ |
| ズメーン | クラウド | ○ | ◎ | - | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 小~中 | ○ |
| SellBOT | クラウド | ◎ | ○ | - | 要問い合わせ | 100,000円~ | 小~中 | △ |
| AI類似図面検索(テクノア) | オンプレミス | ◎ | ○ | ○ | 100万円~ | 30,000円~ | 小~中 | △ |
| DrawFinder | オンプレミス | - | ○ | ○ | 要問い合わせ | - | 小~中 | ◎ |
| NAZCA5 EDM | オンプレミス | - | ○ | △ | 195万円~ | - | 中~大 | △ |
| SOLIDWORKS PDM | CADベンダー | - | ○ | ◎ | 40万円~ | - | 小~大 | - |
そして、選定の際には以下の4点を軸にすると絞り込みが早くなります。
選定軸① 対象業務・利用部門を明確にする
最初に、システムを使う人と改善したい業務を整理しましょう。
| 改善したい業務 | 確認したい機能 |
|---|---|
| 過去図面を探して流用したい | キーワード検索、OCR検索、類似図面検索 |
| 図面と見積・品質情報をまとめたい | 関連資料の紐づけ、検索対象、権限管理 |
| CADデータの改訂を管理したい | CAD連携、参照関係、チェックイン・チェックアウト、版管理 |
| 設備の図面・改修履歴を共有したい | 設備単位の管理、社外共有、改修依頼・保全記録 |
| 検図作業を支援したい | 社内基準との照合、根拠表示、指摘・再確認の管理 |
| 検査記録の転記を減らしたい | 計測器連携、図面への記録、検査成績書の出力 |
選定軸② 自社の図面・資料で検索性を確かめる
デモ画面で使いやすく見えても、自社の古いスキャン図面や手書き資料で同じように検索できるとは限りません。実際に使う図面や資料を用意し、以下を確認しましょう。
- 図番・品番・材質など、普段使っている条件で探せるか
- 手書きや低解像度のスキャン画像をどこまで読み取れるか
- 類似検索で、流用や見積りに役立つ候補が出るか
- 図面と関連資料を行き来しやすいか
- 最新版と旧版を取り違えずに参照できるか
選定軸③ 運用形態・連携・セキュリティを確認する
クラウドかオンプレミスかは、企業規模だけで決めるものではありません。サーバー運用を担う人員、社外共有の必要性、保存先の条件、アクセス権限、既存システムとの連携などを基に判断します。
また、CAD連携、CSVでの受け渡し、API連携では、できることや導入費用が異なります。「連携対応」という表記だけで判断せず、自社が必要とする操作まで具体的に確認しましょう。
選定軸④ 初期費用・運用費用を含む総費用で比較する
料金は、月額費用だけでなく、以下を合わせて比較します。
- 初期設定・導入支援
- 既存データの移行・スキャン
- ユーザー・容量・拠点の追加
- CADや生産管理システムとの連携
- カスタマイズ・帳票設定
- サーバー・データベース・保守
- 操作教育と社内での運用作業
まず一部門で導入する場合も、全社展開時の費用や権限管理まで確認しておくと、後から構成を見直す負担を抑えられます。
まとめ
図面管理システムを選ぶ際は、検索機能や料金の比較に加え、「誰が、どの業務で使うか」を明確にすることが大切です。
図面・関連資料の検索と共有を重視するのか、CADデータや部品構成を管理するのか、設備保全・検図・検査記録まで対象にするのかによって、適する製品は変わります。
候補を絞ったら、自社の図面・資料を使ったデモや検証で、検索性と日常業務での使い勝手を確認しましょう。
図面バンクでは、図面・技術情報の管理に加え、設備図面・カイゼン・検図・寸法検査に向けたシリーズを展開しています。自社の部門や業務に合う活用方法を知りたい方は、各製品の紹介ページをご覧いただき、資料請求・デモをご相談ください。
また、AI類似図面検索に特化したシステムを探している方には、こちらの記事も参考になります。

